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中国が提案した「双暫停」 誰が戦争をしたいのか(2) [北朝鮮]

戦争阻止に一番踏み込んでいるのは中国だろう。米韓によって先制攻撃をしかけられ、朝鮮半島が韓国によって統一されるようなことになったら困る。そのような事態だけは防ぎたい。だからアメリカが攻撃してきた場合は北朝鮮の防衛に乗り出すとしている。これで、アメリカは下手に手出しができない。しかし、北朝鮮が米韓日へのミサイル攻撃を先に仕掛けたらどうなのか。その場合は、中立。傍観するという。となれば、北朝鮮も、アメリカに手出しはできない。

「双暫停」



今年3月に中国の王毅外相が提案していた「双暫停」。 大陸外交部長王毅提出「雙暫停」建議。 北朝鮮は核開発とミサイル発射を停止し、日米韓は共同演習を停止する、というものだったが、日米韓が拒絶していた。 稲田防衛相なんか敵基地攻撃能力を検討という立場。 防衛大臣稻田朋美暗示將考慮發展「對敵基地攻擊能力」。

中国国営紙「環球時報」、米国と北朝鮮は「無謀なゲーム」を展開していると社説:中国政府は「両者が中国の国益を脅かすような行動に出た時は強硬に対応すると知らしめておく必要がある」。北が米国に先制攻撃しても「中国は中立を保つべき」。「米国と韓国が攻撃を実行し、北朝鮮の政権の転覆を図り、朝鮮半島の政治地図を変えようとした場合、中国はそうはさせないだろう。

中国国営紙、北が米国に先制攻撃しても「中国は中立を保つべき」
AFP 2017年8月11日
http://www.afpbb.com/articles/-/3138946?pid=19272746

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北東アジア情勢のカードを中国が握った

中国は北朝鮮にも米韓日にも戦争を起こしてほしくない。上記の環球時報の社説は、遠藤誉氏によれば米朝に 「中朝軍事同盟 」で警告を与え「北朝鮮を中心とする北東アジア情勢動向のカードを、中国が握ってしまったことを意味する」。つまり、北が暴走したら中国は北との中朝軍事同盟を無視。傍観する。米韓が先制攻撃したら中朝軍事同盟のもと北に付いて戦う。こう宣言して北朝鮮情勢のカードは中国が握った。戦争を望まないのであれば「日米が先に対話路線を模索」すべきだった。日本こそそのことを「トランプに忠告すべきだった」。しかし「もう手遅れ」。
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20170813-00074462/

「双暫停」、すなわち、北朝鮮は核開発とミサイル発射を停止し、米韓日は共同軍事演習を停止し、双方が交渉へという中国の提案をアメリカは拒否。アメリカは米韓共同軍事演習は前から行われている合法的なものであり、北朝鮮の核開発と比較さるべきものではなく、交換条件たりえず、今後とも継続するとの立場。中国は、「双暫停」こそ中国の基本方針だとして、アメリカの拒否を非難している。

アメリカの国務省のスポークスマンは米韓共同演習が合法的なものと言ったが、それは怪しい。朝鮮戦争の休戦協定によれば外国軍は朝鮮半島から撤退しなくてはならない、となっているからだ。しかしアメリカはその後韓国と軍事同盟を結び、米軍の駐留を続けている。

外交部就美国拒绝“双暂停”倡议等热点答问
2017-08-17 中國新聞網
http://news.china.com/domesticgd/10000159/20170817/31116662_1.html

U-2侦察机出现在朝鲜半岛上空,美军开始备战?
2017-08-21 中國新聞網
http://www.sohu.com/a/166233280_600545?loc=2&cate_id=1469




一方で8月21日、この偵察機を北朝鮮上空に飛ばしていた。米軍は戦争の準備を始めてるのかと中国のメディアだ。



中国の抱えるジレンマは、アメリカがこぶしを振り上げて求める強力な対北朝鮮制裁。トランプのアメリカは、中国に石油を北に供給しないよう、また、北から石炭や鉄鉱石を買わないようにと強く圧力をかけてきたが(国連でも新たな決議を準備中)、その要求に中国が応じてしまうと北朝鮮がつぶれる。中国としてそれは避けなければならない。だから石油の供給は止めず、北は生き延びる。すると北は核実験もミサイルの発射も続けるので、アメリカはさらにいきり立ってくる。アメリカはいよいよ先制攻撃を仕掛けたい気持ちをかき立てられ、半島情勢は不穏の度をまして行く。

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中国は自分を頼るしかない。自分を守ろうとしてのこと。

日本はアメリカさんに頼る半・属国、カモでイヌ。トランプの威を借るキツネ。しかしこれまた自国民の安全と安心のためだと言っている(別の動機はいろいろあるにしても)。国の軍隊は軍隊ではなく文字通り「自衛隊」と称している。

金正恩が、核開発やミサイルの開発をやめるわけはない。プーチンの表現だと「草を食ってでも続ける」。やめるときは滅びるときと思っている。これによって国威発揚、アメリカへの憎悪を掻き立て、自分への個人崇拝を磐石のものとし、国を支配する。核もミサイルも自衛のためだ。

アメリカも北朝鮮の核兵器の技術がアメリカ本土を狙えるところまできたので脅威を感じている。アメリカとて自衛だ。

こうしてどの国も自衛のためにと、お互い緊張を高めあっている状況。遠くにいるドイツあたりは冷静で、対話が大切、軍事的解決はありえない、と言っている。

こういうなか、上に書いたように、北朝鮮が先に仕掛ければ、中国とて加勢しない。となれば、金正恩、自分も死ぬつもりならアメリカや日本にも攻撃をしかけるということだろう。どうせなら道連れにして滅びる。正恩がどこまで正気の人間かにかかっている。これは非常に怖い。トランプがどこまで正気の人間かも分からない。ついでにいうともうひとりの指導者もそうかもしれない。

いちばん正気に見えるのが中国。北にはアメリカを先制攻撃しても助けませんよ、アメリカには北を先制攻撃したら我々が参戦しますよと、米朝双方に、それぞれが手を出せなくするカードを切った。いずれも結局は中国の自衛のため。

しかし、中国もアメリカの要求する、石油を止めろだの、石炭の輸入を止めろ、は応じられない。応じれば北の首をいよいよ絞めて、金正恩は言うことを聞いて交渉に応じるかというと、正恩が言うことをきく筈がないかもしれず(大量破壊兵器の開発をやめてもイラクやリビアは攻撃を受け、指導者が最後には殺されたことを十分知っている)、そうなれば金正恩は自ら滅びるしかない。あとは、だまって滅びるか、上記の道連れで滅びるSシナリオか(サムソンとデリラのサムソン・シナリオ)。とてもそこまで追い込めない。

となるとアメリカは北を武力で叩きに出るかもしれない(トランプが、ICBMの発射が越えてはならぬ赤線と言ってもあっさり発射、あざ笑うかのごとし、次の核実験が赤線と言ってもあっさり越えて、これ見よがし、残りはICBMへの核搭載能力のみ(あと半年で?達成か)。グラム上院議員によるとトランプは「金正恩を食い止める戦争があっても、あちらで起きること。多くの人が死ぬと言ってもあちらでのこと。こちらで死ぬわけではない」と言っている。東アジアでのことであり、アメリカでアメリカ人が死ぬんじゃないんだから、やっても構わないというわけだ。グラムも「北朝鮮の核開発計画を破壊し、北朝鮮そのものを破壊する軍事オプションはある」と言った。

アジア人が死ぬんだから構わんじゃないかとトランプが決断するなら、最後の砦はトランプ政権の閣僚たちの謀反ということになるかもしれない。副大統領をはじめ閣僚の過半数が謀反を起こしてこの大統領は不適格と申し立て、議会の3分の2の賛成があれば辞めさせられる。白人至上主義者のシャーロットビル事件へのトランプの対応のひどさに、議員たちがこの「合法的クーデター」をささやき始めている。
トランプに「職務遂行能力なし」米大統領で初の発動へ? 
Democrat Calls for Invoking 25th Amendment Over Trump 
ニューズウィーク 2017.8.17. http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8235.php
『トランプは重度の精神疾患 米精神科医ら更迭を要請 署名4万人』
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23

しかし、金正恩、核は放棄しない。だからこの際、核保有を認めてしまったらどうか。アメリカではそんな核容認論も出てきた。あれよあれよというまに潜水艦発射弾道ミサイル、水爆、電磁パルス攻撃と開発してきた北朝鮮だ。

核放棄のための交渉をなどといった呼びかけがあるが、ハナから相手が受け入れられないことをぶつけて、交渉にのこのこ出てくるわけがない。だからアメリカも軍事攻撃に傾きそう。安倍政権もそれを望んでいる気配。こないだの2+2のときの小野寺と河野の顔にそう書いてあった。あの異様なへつらうような笑み。

トランプにはアジア人の命は軽い。ベトナム戦争のウエストモーランド陸軍参謀長じゃあるまいし。サイバー攻撃で指揮系統をいきなり麻痺させて戦うから言われてるほど北の反撃は怖くない、なんて言説も始まっている。http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-03 軍事保安研究所金珉奭

トランプの威を借る我が国の首相は、今は対話のときではない、圧力、圧力、圧力と、対話の扉をひたすら閉めて回るのがその役柄のよう。中国がいちばん紛争防止に力点を置いているとすれば、その日本こそ、いちばん緊張を煽るところに力点があるようだ。国内の加計学園の問題から国民の目をそらしたい、改憲の地ならしをしたい、兵器で儲けるのを国家戦略にしたといった事情がある。

アメリカは少なくとも形の上では、圧力と対話という両面のシグナルを送り続けてきた。その対話の中身がとても応じられるようなものでなければ、文字通り形の上だけのこと。アメリカのヘイリー国連大使は、経済制裁強化が最後の措置だなどといっているが、これがほぼ最後通牒になってしまった。

きちんとした国防に裏打ちされた外交を、きちんとした外交に裏打ちされた国防を、と言って圧力をかけ続けた結果が今の緊張の高まりだ。振り上げた拳の引っ込みがつかないという袋小路に自分を追い込んでしまった。金正恩はひるむどころか、それを見越して、圧力を無視してきたか。そしていよいよ建国記念日。ここで、あえて抑えた規模にしていた前回の水爆実験を上回るなにか派手なことをやって国威発揚、偉大なる元帥様よマンセー、マンセーの一大クライマックスだ。

武力行使はヘイリー、トランプ、安倍あたりがいちばんやりたそうで、習、金がいちばんやりたくない。しかし、お互い「誤算」はつきもの。さらに金もトランプも、予測不可能なところがある。金は滅びるつもりで敵を道連れにと戦争おっぱじめるかもしれず。トランプは、アジアでアジア人が死ぬわけで、アメリカではない、とまで言い始めている。何が起きても不思議ではない。

「ICBMの実戦配備」(標的はアメリカ)→「の前に殲滅作戦」→中国は助けない→北が在日米軍基地に反撃→米軍出撃→北は日本の都市や原発にやけのやんぱち死なばもろとも作戦Sシナリオ
→アメリカと北とでやってくれの海老蔵発言を思い出す
→皇居前で土下座して一億総忍び泣き「なんであのとき安倍を止めておかなかった」の図

→全国にばらまかれた放射能とアメリカからの兵器の請求書だけが残る日本→国破れて軍産があり

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「金正恩は戦争をしたくてたまらない」 誰が戦争をしたいのか(1)
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-06


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