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気のせいか 旅の成果 徳富蘇峰・徳富蘆花 生家 [人生]

水俣(3)

水俣にはこれからの日本の教訓が眠っていると思うもう一つが徳富蘇峰。
戦争に突き進んでいった日本の教訓が学べるはずと旅した。



生家と資料館。いずれも訪問者は私ひとりで貸切という贅沢。係の人(職員/学芸員)がずっと私に係りっきりで詳しく熱のこもったお話をしてくださった。お茶やコーヒーまで頂く。

生家に製菓。お茶うけに出された煎餅がうまかった。生姜のやつはよくあるが、みかんの味が染み込んで砂糖がまぶしてある。こんなの初めて。地元製菓。東京で売れば当たるのではと思った。蜜柑の大器。

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雲か山か呉か越か 水俣(1) [人生]



八代から「オレンジ鉄道」に乗り一路南へ。
ややもやのかかった海の彼方に島影。
初めて習った漢詩を思い出す。

雲か山か呉か越か
水天髣髴青一髪

十二歳で親元を離れ鹿児島の下宿先は国語の先生宅。
先生は気が向くと朝食の前に漢詩を読み上げた。
私が、漢詩なんて朝飯前、と言うのはそのことである。
先生は唐詩が好きだった。
詩句は思い描く風景とともに記憶にあるようで
何かの拍子に思い出す。

頼山陽の天草の洋に泊すというこの詩の素読は
半世紀後のきょうのことを予見していたのか。
「瞥見す大魚の波間に跳(おど)るを」を私は
「瞥見す大魚の股間に跳(おど)るを」
などと唱えてもいたが。

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八景水谷みなもに映す秋しずか [人生]




訪れる人もまばらにはけのみや 広々として安らぎはここ ♪ Hier findest Du deine Ruh' ♪



こんこんと湧き出ずるみずはけのみやみなぞこまでもサギ透きとほり

熊本の市民は実に恵まれている。こんなに緑と水の豊かな静かで広々とした公園があって人影もまばら。子供のころから、この町に住みたいと憧れてきた。県北の荒尾という町に生まれながら、小学校は宮崎、中学から鹿児島。宮崎ではいじめに遭いつらい思いをした。夏休みに母に連れられ訪れる熊本。そこで再会する優しい叔母、ユーモアにあふれる叔父、可愛いいとこたち。市電が走り、お城があって、デパートがあって、動物園があって、みんなみんな優しくて、そのままこの町に住みたい、帰るのはいやだ、意地悪で嘘つきで暴力を振るう子らのいる宮崎に戻るのはいやだと、自分の気持ちはなかなか人には伝えられなかったが、どれだけ思ったことだろう。

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あわせわざ [人生]

居合わせ待ち合わせ鉢合わせ打ち合わせ顔合わせ引き合わせ
詰めあわせ取りあわせ有りあわせ盛りあわせ食いあわせ
背中あわせ隣あわせ組みあわせ抱きあわせ
話すり合わせ見合わせ噛み合わせ
口うら合わせただの語呂合わせ
めぐり合わせ乗り合わせ
こんど埋め合わせ

問い合わせ
おさがわせ
けっこうしあわせ
ふしあわせ


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迷いつつそぞろいくかい紅葉亭 [人生]


お題は「月」であった

くかいにもいきてひとりの月見かな
語りあう相手もおらず月を見る
満月の煌々として我れひとり
老いてなお変わらぬ友か月ひとり

のら猫 出句

語りあう相手もおらず月を見る
老いてなお変わらぬ友か月ひとり

のら猫 選句

のら猫 選句 月天心宇宙統ぶべく見ゆるとき
のら猫 選句 目を病みて朧月夜*の美しき(*朧月は春の季語・・・)
のら猫 選句 ゆくりなくみ霊を揺す(いぶす)月の音

くかいを終える:

旅立たん車窓にひとり月連れて

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ここはどこ私は誰 [人生]

目を覚ますと私はベッドの上にパンツ一枚の姿で、布団もかけずに、寝転がっていた。電気がついたまま。ここはどこ?小さな部屋だ。胸がむかつく。酒を飲んでいたらしい。ホテルの一室か?ベッドの枠に組み込まれた目覚まし時計を見ると朝の4時過ぎ。ビジネスホテルの小さな一室のようだ。

とりあえずシャワーを浴びる。気がつくと、まだ頭がぼーっとしたまま、髭を剃り、歯を磨き、という一連の動作をたどっていた。バスタオルで体を拭き終わって、ふと思った。待てよ、私は誰なんだ?!

テーブルにあったノートパソコンのキーを押すとフェイスブックの画面が現れた。「あすは新幹線で帰京」と書いてある。プロフィールの写真を見るとさっき髭を剃るときに鏡で見た自分の顔だ。これは私のフェイスブックなのか。ハンガーにかかるくたびれたスーツの胸ポケットに財布が入っていた。その中にJRの切符。長崎発東京行きの乗車券。長崎発博多行きの特急券。ここは長崎なのか。

「記憶のなかとですか?」フロントのオヤジが言った。「< 飛行機の欠航になったけん一晩泊まる。ホテルのすぐ見つかって助かった > て言いよんなはったですよ。」「はあ…。」「警察に行きなはるとよか。」

ホテルはバスターミナルのとなり、駅の真ん前だった。警察に行く代わりに私は列車に飛び乗った。


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長崎やそこが思案の化合物 [人生]

集中講義を無事終えた
純心大学のキャンパスから望む大村湾
こんな眺望に恵まれた大学もそうあるまい

 さらば長崎

今回で最後と延泊にし
思案橋に繰り出す

しかし翌日は台風18号が九州を直撃
午後3時の飛行機で帰るつもりが欠航だ

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タグ:長崎
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華麗なる日々 [人生]

道玄坂上

渋谷スペイン坂 (嫌な地名だね。植民地じゃあるまいし)

自然食品 BioCafe 渋谷
黒ごまカレー野菜とり放題
1,280円
ちょっと高級

しかし

じっくり味わうこともできない

店内スカスカだが三席先きに陣取るババア二人がうるさいったらありゃしない
兎に角とめどなく大声でしゃべりまくる

およそ間というものがない
のべつまくなしとはこのこと

店内に流れる音楽をかき消すのは別に構わない
むしろ有難いくらいだが
店内にその軽薄そのものの超早口が延々とどろき渡り
Molto allegro agitato
落ち着かない

兎に角ここを出ようと思った 出なくてはならない! 出よう!

Let's get the hell outta here!!

英語嫌いが英語を口走っている

音声入力しようと思ったらiPhoneがババアの声を拾い始めるではないか

あ、しまった消すんじゃなかった

デタラメな文字起こしで却って
意味深長な象徴詩のようなものが出来上がってたかもしれない

いずれにせよ

どんな味だったか
美味かったか
まずかったか

あまりよく

覚えていない

げに恐ろしきはババアである



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椿六十郎 [人生]

きのうの『用心棒』に続いてきょうは『椿三十郎』。
二日続いて朝から三船敏郎の黒沢映画がテレビで見られるという幸せ。

ベランダの椿を見たら、討ち入りの合図に使ったわけでもないが、花は落ちていた。代わりに桜のつぼみがいよいよほころびそうだ。

入江たか子が(と言っても若い人は知らないだろうが)、椿三十郎に向かって、あなたはギラギラして、抜き身のようだ、ほんとうにいい刀は鞘に納まっているもの、なんてことを言う。

今の日本もギラギラして、アメリカから買わされる「刀」をしこたまため込んで、それをいよいよ抜き始めている。敵基地攻撃論だのをおおっぴらに始めるわ、核兵器禁止条約の交渉には不参加を決めるわ。刀は鞘に収めて、外交にもっと力を入れないと、合図がこないうちに討ち入りを始めかねない。中国人ブロガーをこれまで35人招聘して日本を直にみてもらったという取り組みの案内が来たが、これなぞ、高いアメリカの兵器を買うよりよほど抑止力があると思う。

鞘に納まらない浪人と言えば、自分も、切れ味こそ悪いが、鞘に納まったことのない素浪人だ。椿三十郎が握り飯を食う場面があって、自分も食いたくなって、こしらえてみた。椿六十浪?

ゴロが悪いな。七十郎ならまだしも。ようやく冬の寒さも終わり、やれやれまた1年なんとか生きのびたというところ。あと5年、生きてられるだろうか。

椿落ちせめてなりたし七十浪

ここしばらく道を歩くと右肩がピクピクッ
としそうだ。



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麻布に遊ぶ [人生]


昔は松平の屋敷だったとか その末代ら

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花咲盛 [人生]

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花咲盛(はなさきもり)の話

自然を愛する人たちの心は美しい

すばらしい貼り絵作品
なんという才能だろう
それらを使った紙芝居
80いくつのおじさんとおばさんがふたりで
3万坪の山林を切り開き草刈りをして野焼きをして
四季の花々を育てている
四季の花々
サクラソウ、ヤマエンゴ、サクラスミレ、ノハナショウブ、ベニバナヤマシャクヤク、マツモトセンノウ、トラノオ、ヒゴウメバチソウ、リンドウ、、、
作者自らが紙芝居の語り
花々の名前を口にするときの彼女の
嬉しそうな顔
楽しそうな顔
ほとんど泣き出しそうになって話していた
その人自身が野に咲く美しい花

阿蘇の花咲盛

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霜柱踏み行く山も春立ちて古セーターも梅もほころぶ [人生]

バイパスにうちいでてみれば白たえの富士の高嶺に雪はふりつつ

晴れ渡る空を仰ぎて生き返る雲ひとつなく苦もひとつなく
富士の高嶺に雪.jpg
梅林を行けば乙女のひとりおりこれがほんとのバイリンギャルかも 雲か山か呉か越か 水天髣髴青一髪 瞥見す大魚の波間に跳るを

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古里や池に枯れ葉の色盲表 [人生]

いつも故郷の写真をフェイスブッックに上げてくれる矢野泰晴はありがたい。私は気取らない彼の美の世界が大好きだ。朽ちて行く廃屋、誰もいない公園、何気ない日常見かけるありふれた品々が突然ポップアートに変身したり、印象派風だったり。。風景、人、町、自然、構造物、催し、、いろんなものを、熊本のいろんな所から送ってくれる。。きょうの作品枯れ葉の集合は一幅の絵画のよう。自然が葉っぱの一枚一枚を意図的に配置したかのよう。私はふと色んなことを思い出してしまった。



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この道はいつかきた道 [人生]

長崎市電3 のコピー.jpg

さらば長崎
台風が迫るなか
私はある水の町に向かった
独り45年ぶりに



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おっちゃん [人生]

飼い主の帰りを病院の前で待つワン公
8ケ月待ち続けている

 おっちゃん どーしたんやろ
 いつ帰ってくるんかなー

おっちゃんは帰って来ない
すでに死んでいる

Ce-chien-attend-son-maitre-devant-l-hopital-ou-il-est-decede.jpg (Photo: Paris Match)
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理解者 [人生]


 
理解者
伴侶
ゾウのぬいぐるみ

曲が始まると

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ふるさとや地震くるとも知らぬ花 [人生]

思えばこの春は福岡を経てふるさと熊本を旅し帰京してすぐの熊本地震。
旅の思いをブログに綴る間もなかった。とりあえずツイートやフェイスブックに載せた
写真を転送しておこう。 


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黄昏 あるいは暮れなずむ墓石群の街 [人生]

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半年程前
足の親指の爪に白い大きな斑点があらわれていた
何なんだろう?
インターネットで探すと
大病の兆しのことがあるとあった
1ケ月ほど前
下腹部に痛みが始まった
その後

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鬱鬱鬱 しばらくこーしてよ [人生]

ああ
何にもやる気しねー
つくづくいやんなった

何見てんだよ

いーじゃねーか
ばかばかしくて
もーやってられねーんだよ

しばらくこーしてよ



Уставший пес

Собака с ночной смены)))

MeTellさんの投稿 2016年4月1日
 
 

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タグ: やる気

消えたバイオリン [人生]


ストラディヴァリウスのバイオリンを列車に忘れたうっかり者どこのどいつてドイツのバイオリニストでんがなマンハイム発ザールブリュッケン行きの列車に1727年製の4億円相当の提琴わしにくれもな無事見つかりましたがストラディヴァリウスは...

Posted by 中嶋 寛 on 2016年1月8日


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舎監 Kan [人生]

私は中学から色々と具合の悪かった親元を離れ国語の先生の家に預かってもらい

九州南端、錦江湾に臨むカトリック系の学校に6年間通った。

学校は当時カナダのフランス語圏ケベック州の修道士たちが運営するもので

戦後の就職難の時代、東大や京大を出た優秀な先輩達が母校に戻って先生をしていた。

 

国語の先生の家は朝食前の漢詩の素読以外は自由そのもの

私は宿題すら出したことのない怠け者で担任からは寮に入れと

しきりに言われるようになった。学年が進むと寮生たちは自由をもとめ

下宿に移っていくのだが、私は珍しくその逆で、高校2年から寮に入った。

 

さくじらま.jpg

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われ逝く者がごとく旅愁 [人生]

村上01.jpg

 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1623864107876382&set=pcb.1623868121209314&type=3&theater

 

初めて訪れたこの町のたたずまい懐かしく寂しく美しく

たちまち気に入る

衣類洗濯店にしてこの懐古趣味

芭蕉も来た場所お

鍛冶町 寺町 大工町

 

初めての町を歩けば懐かしくひとめ惚れせし越後村上

 

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意外や野外音楽会 [人生]

長崎駅にたどりついたら思いもかけず若者たちの吹奏楽
青春のまっただ中の子供らの熱き演奏
干からびたわしの心もしばしたぎるよ
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長崎大学吹奏楽部の若者たち
いいなあ
この平和がいつまでも続かんことを

 

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私はウソしか言わない人間です [人生]

その総理大臣は講演を始める前に打ち合わせと称して私を控え室に呼んだ。

「きょうの話は適当な話なんで、ま、まさに、適当な中において訳しておいて下さい」

「いや、適当、と言われても、それが一番難しかったりするんですけど・・」

「ま、そこはひとついわば気楽に考えて。断じて私はウソしか言わない人間ですから」

「あ、はあ・・」

と気が楽になったような、ならないような私は、そのまま同時通訳ブースに向かった。

 

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